村治佳織 ギター・リサイタル

2009年3月8日(日) 新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
J.S.バッハ:プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998
J.S.バッハ:カンタータ第156番 BWV.156より ”シンフォニア”
J.S.バッハ:パルティータ第2番 BWV1004より ”シャコンヌ”
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
(休憩20分)
ブホール:あるタンゴ弾きへの哀歌
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲より 第1番/第3番/第5番
ロドリーゴ:祈りと踊り
アルベニス(タレガ編曲):スペイン組曲 Op.47より 第4曲カディス(カンシオン)
アルベニス(タレガ編曲):マジョルカ島(舟歌) Op.202
タレガ:アルハンブラの思い出
(アンコール)
デ・ラ・マーサ:暁の鐘
ディアンス:タンゴ・アン・スカイ

 ホールに入場すると、他の公演の先行予約やら、CD/DVDの販売やらで、大にぎわいでした。人気ギタリストだけあって、チケットの売れ行きは良く、私がチケットを買ったときはいい席は完売で、3階席正面をどうにか手に入れました。3階の両サイドに空席がありますが、1階・2階はぎっしりです。

 場内が暗転し、ギターを持った村治さんが登場し、開演となりました。大ホールでの公演ではPAを使用すると村治さんのホームページには書いてあるのですが、今日はPAは使用していません。生のギターの音が残響豊かなホールにこだまし、美しい響きを醸し出していましたが、音量としては豊かでなく、客の咳き込みの音の方が大きく聞こえ、精神集中を余儀なくされました。曲紹介を交えながら、前半はバッハの曲が続きましたが、単調感が否めず、疲労感を感じました。メインであるはずのシャコンヌも平板で、今ひとつ迫力に欠けました。内省的で、禁欲的な表現とも言えましょうが、高揚感が乏しく感じられました。バッハをギターで弾いた意義を感じさせるには至らなかったように思いました。

 後半は衣裳を変えて登場。スペインで買ってきたものだそうです。前半同様に曲紹介を交えながら演奏が続きました。似たような曲調の曲を、似たような弾き方で演奏されるので、それぞれの曲を単独で考えれば、すばらしい音色で、心洗われる感がありますが、連続して聴かされると、やはり単調感は否めません。精神的高揚というより精神的疲労感が残りました。私の体調不良もあるのかも知れませんが、一番の原因はホールが大きすぎたということでしょう。音量が不足するため、音への精神集中を余儀なくされました。特に私の席は3階でしたから、直接音と残響音が絶妙にミックスして、音としてはきれいでしたが、音量不足を感じました。数百人規模のホールで聴いたら最高なんだろうな、と感じた次第です。

 ホールはブラボーの声で盛り上がりましたが、今日のブラボーは品がなかったです。もっと上品にやるべきでしょう。アンコール2曲目は目の覚めるような演奏で、今日では一番感銘を受けました。

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