暑い夏こそ・・ 「塩の湯温泉」

 連日の猛暑。暑さには熱さで対抗しましょう。暑い夏こそ熱い温泉です。と言いながら、先日はかのせ温泉の「赤湯」にノックアウトされてしまいました。
 そのリベンジということでもないですが、「赤湯」と同様に、熱い湯で知られる胎内市の「塩の湯温泉」に行ってきました。
 胎内市といえば、40.7℃という今シーズンの日本最高気温を記録したばかりです。その日本一暑い町にある温泉が「塩の湯温泉」です。
 何故か毎年夏になると無性に行きたくなり、毎年同じテーマのブログを書いています。今回は昨年7月以来、1年ぶりになります。

 国道7号線新々バイパス・蓮野ICを降り、国道113号線を北上し、胎内市に入りますと、ほどなくして「塩の湯温泉」に到着します。
 「塩の湯温泉」は、「ふれあい館」と「サンセット中条」の2館からなり、そのどちらに入館しても、両方を自由に利用することができます。

 こちらが「ふれあい館」で、1999年8月13日にオープンしました。

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 こちらが「サンセット中条」です。

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 ここは「中条勤労者総合福祉センター」として、「中条町農林漁業者トレーニングセンター」とともに以前からありましたが、あまり知られていませんでした。
 この2館の間に「ふれあい館」が建設され、「サンセット中条」と「ふれあい館」は相互利用されるようになり、「塩の湯温泉」として売り出されて現在に至ります。なお、「トレーニングセンター」の浴室は閉鎖されました。

 前置きが長くなりましたが、「ふれあい館」の方から入館しました。

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 鍵なし下足箱に靴を入れ、スリッパに履き替えて入館。券売機で入浴券を買って受付に提出します。
 料金は、一般350円、65歳以上300円、12歳以上~18歳未満200円、4歳以上~12歳未満150円と細かく、サウナ使用時100円増です。

 ロビー、休憩用広間の前に浴室があります。

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 熱い湯が売りであり、温度にこだわりがあって、浴室前に温度表示があります。
 
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 一般的には十分な温度ですが、この温泉としてはちょっとぬるめでしょうか。

 浴室に入りますと、窓際に長細い大浴槽がひとつあるのみです。

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 左隅に源泉注入があり、その付近はかなり高温ですが、反対側は湯温は低めで、入浴しやすい温度になっています。

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 今回はいつもより温度は低めに感じましたが、一般的には十分に高温です。

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 焦げ茶色で、微混濁のある湯は、ヨウ素臭・臭素臭・アンモニア臭が入り混じった臭気で、ツルスベ感があって浴感は良好です。高温で温まりは良いですので、のぼせませんように・・。
 洗い場には固形石鹸があるのみで、シャンプー類はありませんので、ご注意ください。

 続きまして、通路を通って「サンセット中条」に移動。

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 ここにも温度の掲示がありました。

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 もっと高温を期待したのですが、湯温はいつもより低めです。ちょっと残念。

 「ふれあい館」に比して、脱衣場も浴室も非常に狭いです。

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 浴槽も非常に狭く、その分湯温は高く、「ふれあい館」に比してかなり高温です。

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 湯の鮮度も高く、「塩の湯温泉」の本来のパワーを味わうなら、やはり「サンセット中条」がお勧めです。
 ここには「サウナ」もあるのですが、高温の浴槽に浸かりますと、サウナの必要性は感じません。
 一般的には十分な熱さではありましたが、期待したほどの熱さではなく、いつもの「サンセット中条」より湯温は低めでした。

 さて、源泉は、①N20-4、②N21-5、③N21-6、④N21-7の4本を使用しており、泉質は、①ナトリウム-塩化物強塩温泉、②含鉄(II)-ナトリウム-塩化物強塩温泉、③ナトリウム-塩化物強塩温泉、④含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉です。源泉温度は、①72.0℃、②76.2℃、③62.0℃、④73.4℃。湧出量は、①測定不能、②690L/分、③690L/分、④690L/分。ガス性除く成分総計は、①34380mg/kg、②35850mg/kg、③35910mg/kg、④36890mg/kgです。
 各成分については書ききれませんので割愛しますが、アンモニウムイオン、臭素イオン、ヨウ素イオンの多さが特筆され、鉄イオンも豊富に含みます。

 なお、ヨウ素イオンは、①97.3mg/kg、②80.4mg/kg、③83.8mg/kg、④86.7mg/kgと、いずれもヨウ素泉の基準(10mg/kg)をはるかに超えますので、①、②、③とも、泉質名に「含よう素-」が付くのが正しいです。④は平成26年7月17日の分析で、新基準がしっかりと適用されています。②、③は、平成26年6月24日の分析でしたので、7月1日からの新基準がぎりぎり適応されず、「含よう素-」が付かなかったのは理解できますが、①は平成30年12月12日の分析ですので、「含よう素-」を付けなければなりません。分析センターはしっかりしてもらいたいですね。
 そのほか、メタケイ酸、メタホウ酸も多く、ストロンチウムイオンも温泉の基準を超えます。②では鉄イオンを27.4mg/kgと豊富に含み、鉄泉の基準(20mg/kg)を超えて、新潟県内では貴重な含鉄泉となっています。

 湯は高温のため温度調整のため加水することがありますが、循環ろ過は一切されておらず、掛け流しで使用されています。消毒剤は使用されていないようです。
 源泉温度の高さもあって、注湯量は多いとはいえず、浴槽が大きい「ふれあい館」は、掛け流し量はわずかです。浴槽が小さい「サンセット中条」は十分な鮮度が得られていますが、その分高温ですので、覚悟してご利用ください。個人的には、もっと高温でも良かったですが・・。
 
 高温の強塩泉ですので、温まりは尋常でなく、湯上りの汗がなかなか引きません。しかし、汗が引いた後のさっぱり感は格別です。暑い夏こそ、熱い温泉を実感します。皆様方もいかがでしょうか。