「雪だるま温泉」再始動へ

 この度、存続が危ぶまれていた上越市安塚区の「雪だるま高原」(キューピットバレイ)の新しい指定管理者が決まり、休業中の「雪だるま温泉」が再開に向けて動き出しました。

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 2019年8月に、「雪だるま温泉 雪の湯」が、老朽化による設備の不具合と源泉の湯量減少のため、2020年11月末で休止されるとの発表があり、非常に残念に思い、このブログでも紹介しました。

 1991年に開業した「雪の湯」は、施設・設備の老朽化に加え、源泉の水位が下がり、現在の湯量を確保するためには汲み上げポンプの入れ替えが必要となりました。これらの施設改修を行うには多額な費用が必要ですが、利用客は最盛期の半分以下に減少して赤字が続いており、採算が見込めないため、改修せずに閉館することが決定されました。
 その代わりに、同じ源泉を使用している宿泊施設「久比岐野」の浴槽を3倍に拡張し、日帰り温泉機能を持たせてリニューアルすることになりました。
 「雪の湯」を廃止し、「久比岐野」に温泉機能を集約することにより、経営の効率化を図り、「雪だるま温泉」を存続させる決断をしたことは、次善の策としては良かったと思います。

 しかし、その後「ゆきだるま温泉」の源泉の湯量がさらに減り、2020年11月を待たずに、温泉営業は困難となり、2019年12月から「雪の湯」は休館してしまいました。

 さらにその後、スキー場や温泉施設からなる「雪だるま高原」をオープン当初から指定管理者として運営してきた第3セクターの「株式会社キューピットバレイ」は、暖冬・少雪による集客減により経営難に陥り、さらに新型コロナ感染も追い打ちをかけ、今後も赤字解消が見込めないため、3月末で会社を解散し、指定管理者が不在となってしまいました。

 これで「雪だるま温泉」も終わりかと思っていましたが、商工・観光関係者から、存続を求める25,597人の署名が市に提出され、上越市は「雪だるま高原」の新しい指定管理者を募集し、審査の結果、湯沢町に本社がある「株式会社スマイルリゾート」が指定管理者に選定されました。

 「スマイルリゾート」は、新潟県内に「湯沢中里スノーリゾート」「舞子スノーリゾート」「ムイカスノーリゾート」「ニノックススノーパーク」、長野県に「車山高原SKYPARKスキー場」の5つのスキー場を所有し、ホテルやゴルフ場も運営しているそうです。解散した「株式会社キューピットバレイ」とも業務提携して、キューピットバレイスキー場の運営にも関わり、経営改善に協力していたとのことです。

 そしてこの度、6月19日に、上越市役所で上越市長から「スマイルリゾート」に対して指定管理者の指定票の交付が行われ、記者会見も開催されました。

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(写真は、スマイルリゾートの NEWS RELEASE より)

 指定管理期間は7月1日から2022年3月末までで、その間の業績により指定管理期間の延長を検討するそうです。

 新型コロナウイルスの影響などを考慮して、当面はスキー場の営業と「久比岐野」の日帰り入浴に特化し、グリーンシーズンの営業は行わない方針だそうで、本年度の施設利用者数は全体で10万4000人を目指すとのことです。
 社会情勢や経営状況を見ながら、キャンプ場や宿泊事業の再開を検討するそうですので、今後の展開に注目したいと思います。

 湯量の減少で休止した日帰り温泉の「雪の湯」に代わる温泉施設として、これから「久比岐野」の浴室拡張工事が行われ、11月下旬から12月初旬にかけて再開する予定とのことです。

 「雪の湯」はこのまま廃止されますが、「雪だるま温泉」としては存続され、「久比岐野」での日帰り入浴ができるようになることが決まり、ひとまずは安心です。今後の賑わいに期待しましょう。

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