営業日限定で営業中 「加茂 美人の湯」

 「加茂 美人の湯」は、2002年11月に開業しましたが、公共の日帰り温泉らしからぬ豪華な造りが魅力です。

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 しかし、濃厚な源泉が災いし、源泉のトラブルが多く、維持管理に莫大な経費が掛かり、入館者数の減少と相まって、2004年度から16年連続の赤字を計上しています。
 さらに、源泉の維持管理に必要なやぐらが、老朽化して倒壊する危険があるため、撤去することになりました。これにより、源泉井戸の管理が難しくなり、温泉成分が詰まって源泉が出なくなる可能性も生じ、源泉枯渇のリスクを背負いながらみていくことになりました。
 
 このような状況下で、
新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、3月3日から休館となりましたが、感染拡大が落ち着き、他の施設が営業再開する中にあっても、「加茂 美人の湯」だけは休館を続けました。
 どうしたのか心配していたときに、「市は廃止も選択肢として検討中で、営業再開の見通しが立たない」との新聞報道があって、そのまま閉館になってしまうのではないかと危惧していました。
 この経緯につきましては前回のブログで詳細に記していますので、ご覧いただきたいと思います。


 幸いにも8月1日から、金・土・日曜・祝日に限定して営業再開しましたが、源泉トラブルの問題を抱えており、赤字も膨らむばかりの現状にあって、いつまで営業継続できるかも不透明です。

 ということで、温泉を楽しめるうちに利用しておこうということで、訪問してきました。前回行ったのが、コロナ休館直前の3月初めでしたので、半年ぶりの利用になります。

 9月も下旬となり、猛暑続きが嘘のように、随分と涼しくなりました。雨が降り天候もすぐれない中、「加茂 美人の湯」に到着しました。

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 建物の右側にあった温泉櫓は撤去されていて、ちょっと殺風景に感じました。

 玄関を入りますと右手に下足箱があります。

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 奥に進みますと、右手に受付があります。

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 下足箱の鍵と引き換えに受付します。入館料は、大人800円、小人300円、幼児無料、タオルセット付きです。

 春までは、厚手のビニール袋に入ったタオルセットが脱衣ロッカーの鍵とともに渡されましたが、現在は受付では鍵のみ渡され、タオルはロビーの棚から自分で取って持っていくシステムになっています。

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 ロビーの休憩所は椅子の並びが変えられていました。

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 豪華そうな館内を奥に進みますと、左手に浴室があります。

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 前回の男湯は右側でしたが、今回は左側でした。基本構成は同じですが、浴槽の形に違いがあり、左は曲線、右は直線を基調としたデザインになっています。また、サウナは左がドライサウナに対して、右はスチームサウナという違いもあります。

 タイミングよく空いていて、脱衣場は無人でした。

 洗面台にはドライヤーのほか、へアブラシもあります。

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 浴室に入りますと、右手に洗い場、左手にボディシャワー、掛け湯、小さなジャグジー浴槽が2つ。

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 そして、L字型の大浴槽があります。大きなガラス壁で、明るく開放的です。一部は浅くなっており、寝湯としても楽しめます。

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 浴槽内に注入がありますが、中央の柱から湯が注がれており、浴槽縁からオーバーフローがあります。

 
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 他の客はなく、大きな浴槽を独り占めできました。

 そのほかに、ドライサウナ、掛け水があります。

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 サウナは無人でしたので、利用させていただきました。10分ほど頑張りましたが、他の客は誰も来ませんでした。

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 そして、外には露天風呂。

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 天気が良ければ粟ヶ岳が望めるのですが、残念ながら雲に覆われていました。

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 他に客はなく、独り占めの露天風呂は気持ち良かったです。

 洗い場は、仕切り付が10ヶ所、仕切りなしが12ヶ所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

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 さて、源泉名は加茂・美人の湯。源泉温度22.1℃(気温4℃)、湧出量6.0L/分(自然湧出)、PH6.8。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩・炭酸水素塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成29年3月9日分析)は、Li 0.7、Na 9409、K 129.3、NH412.2、Mg 18.8、Ca 388.0、Sr 10.3、Ba 0.8、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 1.9、F 12.1、Cl 12150、Br 47.8、I 4.5、HS 1.2、S2O30.0、SO4332.3、HPO40.0、HCO35370、メタ珪酸 10.6、メタ硼酸 41.4、遊離二酸化炭素1134、遊離硫化水素1.7 など、ガス性除く成分総計は27941mg/kgです。

 源泉は加水、加温され、循環ろ過装置を使用しているほか、塩素系薬剤が使用されています。源泉温度が低く、湧出量が少ないですので、加熱・循環ろ過は仕方ないですね。
 実際の浴槽の湯は、淡黄色透明で、微薬臭、薄い塩味と薬味があり、ツルスベ感があって、浴感は良好です。

 成分表の遊離CO2の量は県内最高レベルであり、泉質名には載っていませんが、硫黄分も規定以上含まれています。
 味から判断しますと、かなり加水されているものと思いますが、温泉としての魅力はたっぷりと感じられますので、本来の源泉の濃厚さが忍ばれます。一度でいいので、生の源泉を味わってみたいですね。

 湯上りには、2階の広間で休憩がてらに食事をいただきました。

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 ラーメン(650円)をいただきましたが、味はそれなりの美味しさでした。

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 汗が引かず、バスタオルで汗を拭きながらいただきました。

 ロビーに降りて、椅子に座ってクールダウンしました。

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 粟ヶ岳が一望されるはずなのですが、雲に隠れていました。でも、開放的な眺めです。

 休憩後にもう一度入浴して退館しましたが、温まりは抜群で、噴き出す汗を拭き拭き帰路につきました。

 加茂市街からかなり奥に入って行きますので、気分的に遠いように感じますが、自宅から39kmですので、それほどの距離ではありません。源泉トラブルが起きないうちにせいぜい楽しませていただきましょう。
 

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