アブラ臭で幸せ 本日オープン! 瀬波温泉「松風荘」

 瀬波温泉に、温泉銭湯の「松風荘」が本日オープンしました。さっそく行ってまいりましたので、ご紹介します。

 「松風荘」は、もともとは新潟県社会保険協会の保養所でしたが、2019年2月末で閉館しました。保養所ということで、一般にはあまり知られていませんでしたが、墳湯(元湯)源泉を掛け流しで楽しめました、しかし、私がそのうち行こうと思っているうちに閉館になってしまい、残念に思っていました。

 この「松風荘」を大阪から移住されたご夫婦が買い取り、源泉と「松風荘」の名称を引き継ぎ、日帰り銭湯(一般公衆浴場)としてオープンしたものです。
 村上市の地元紙に紹介記事が掲載されたほか、新潟テレビ21の情報番組で経緯が詳しく紹介されたそうですが観そびれました。

 新潟市から国道7号線新々バイパスを進み、蓮野ICから国道113号線に降りて北上。「塩の湯温泉」「西方の湯」を通り過ぎ、さらに国道345号線を北上しますと、あっという間に瀬波温泉です。

 温泉街中央の「はぎのや」前の交差点を瀬波病院方面に進みますと、すぐに左手に「松風荘」があります。「木もれびの宿 ゆのか」のすぐ手前です。

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 当初15時にオープンと告知されていましたので、開業直後の1番湯を狙って14時40分に行ったのですが、気付かぬ間に予定変更されていたようで、すでにオープンされていました。玄関先ではご主人と女将さんが出迎えてくれました。

 玄関左の券売機で入浴券を購入。

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 銭湯としての営業ですので、入浴料は、大人440円、中人(小学生)150円、小人(3歳以上の未就学児)70円で、新潟県の公衆浴場の協定料金です。備付のシャンプー/ソープの利用は別料金で30円です。

 営業時間は、平日15時から22時まで、土日祝日は11時から22時までで、最終受付は21時45分です。休日は不定休ですので、ホームページで確認してください。

 大きな下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管します。

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 ロビーは畳敷き(正確に言うならござ敷き)で落ち着いた雰囲気です。開業祝の花がたくさんロビーに飾られていました。

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 浴室は階段を上がった2階にあります。この階段もござ敷きというのはユニークです。

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 階段を上がった2階の奥に浴室があります。

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 男女浴室は固定されていて、左手が男湯、奥の右側に女湯があります。この通路もござ敷きです。

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 脱衣場には脱衣棚。

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 鍵付きロッカーもあります。

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 洗面台にはドライヤーがあります。

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 浴室内は撮影禁止と小さく掲示がありましたので、写真は公式ホームページよりお借りします。

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 浴室に入りますと、湯気とともにアブラ臭が充満していて、いきなり幸せ気分にしてくれます。

 大浴槽がひとつあるのみで、非常にシンプルです。手前の左右の壁際に洗い場が設けられていますが、椅子が床に固定されているのは珍しいですね。
 ボディソープ/リンスインシャンプーが置いてありますが、これは別料金(30円)ですので、あらかじめ券売機で券を買う必要があります。

 浴槽には無色透明な湯が満ちていて、浴槽縁に切られた排湯口からオーバーフローされています。

 給湯口からは源泉と水道水が別々に供給されています。源泉は茶色いパイプで浴槽下部から供給され、浴槽の上下での温度むらをなくすよう工夫されています。この写真も公式ホームページからお借りしました。

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 給湯口と反対側の窓際に湯温計がありましたが、41.8℃を表示していました。初めはぬるめに感じましたが、じっくりと入浴するうちに体は温まり、汗がどんどんと出てきました。

 源泉名は、混合泉(瀬波温泉、噴湯(元湯)、元湯2号)。泉質は、ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)。源泉温度 91.5℃。使用位置 76-79℃。PH 8.7。湧出量 140L/分、動力揚湯。源泉からの供給量 男湯、女湯合計で約20~22L/分(変動あり)。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、2020年8月19日分析)は、Na 1281、K 81.3、NH4 6.1、Mg 0.3、Ca 89.9、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、F 5.7、Cl 2074、Br 7.7、I 1.2、HS 6.7、S2O3 2.6、SO4 213.8、HCO3 42.7、CO3 15.6、メタケイ酸 181.0、メタホウ酸 27.9、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.2 など、ガス性除く成分総計は4043mg/kgです。

 源泉温度が高いため加水(水道水)、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤なし、消毒処理なし、浴槽の換水・清掃は毎日実施、大腸菌・レジオネラ菌検査は1年に1回実施とのことです。

 さて、掲示されている分析表に間違いがあると思うのですが、皆様お気づきでしょうか。
 硫化水素イオンが6.7mg/kg、チオ硫酸イオンが2.6mg/kg、遊離硫化水素が0.2mg/kgあり、総硫黄を計算しますと、私の概算で8.1mg/kgとなります。硫黄泉の基準(2mg/kg)を十分に満たしますので、正しい泉質名は、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となるはずです。まあ、こんなことにこだわるのは私くらいでしょうね。

 湯は無色透明で、湯を舐めてみても味は薄く、湯温を考えても、かなり加水されていることがわかります。それでも強烈なアブラ臭があり、源泉のパワーがうかがえます。このアブラ臭は、全国アブラ臭ファンの聖地とされる新津温泉にも匹敵するようにも思います。

 源泉は旧来と同様に、高台にある噴湯公園の源泉を専用配管で引いています。高温の源泉ですので、温度調整のため加水し、掛け流しで使用されています。
 何せ、噴湯公園ではもうもうと水蒸気が噴き上がり、ゆで卵も作れる高温の源泉ですので、そのまま小さな浴槽に注げば熱湯風呂になりましょう。

 入浴に供するには、どうしても浴槽の湯温を下げる必要があります。隣の「ゆのか」では「湯雨竹」というシステムで湯温を下げて、加水なしで掛け流ししていますが、掛け流し量は多くありません。
 源泉供給量を絞れば加水なしで浴槽温度を上げずに済みましょうが、十分量掛け流しするには加水も止む無しと思われます。でも、加水なしの湯に浸かりたいと思うのは私だけではないでしょう。
 
 湯上りには、1階の休憩用広間で休むことができます。

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 すでに地元の高齢なご婦人方がおやつを持ち寄って談笑されていました。

 ロビーの椅子でも休むことができます。

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 2階に有料個室があるほかに、有料の健康増進ルームがあります。

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 健康増進ルームには、ルームランナー、フィットネスバイク、ベンチプレス等が備えられているそうです。卓球ルームもあったりと、健康増進に特に力を入れているようですね。

 2階の浴室横に、市民ギャラリー展示室があり、作品が展示されていました。

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 少しだけ休憩して退館しましたが、汗が引かなくて困りました。体にはアブラ臭が染みつき、帰り道の車にはアブラ臭が充満しました。香しき臭気に恍惚感を感じながら、汗を拭き拭き家路につきました。

 なお、スタンプカードがあり、スタンプの個数により入浴料の割引があります。

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 スタンプ10個で入浴料が400円、50個で350円、100個で300円、150個で250円、200個で200円になります。

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 銭湯として日常的に利用する人には大変お得ですね。

 閉館のニュースばかりの昨今にあって、新規開業はうれしいニュースです。新型コロナ禍のこの時期に開業した英断を賞賛し、応援したいと思います。

 さすがに瀬波までは遠くて気軽に行けないのが残念ですが、安価に瀬波温泉を掛け流しで楽しめるのは素晴らしいですね。是非とも賑わっていただきたいと思います。

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