新交響楽団2009年新潟公演

画像2009年9月23日(祝)14:00 
新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:小松一彦

芥川也寸志:交響管絃楽のための音楽
黛 敏郎:バレエ音楽「舞楽」
(休憩20分)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
(アンコール)
芥川也寸志:弦楽のための三楽章より 第2楽章

 連休も最終日となりましたが、仕事も気になり、休み切れません。午前中は職場に顔を出し、ホールに向かいました。小雨模様のあいにくの天気ですが、催し物がいろいろあって、駐車場は混み合っていました。りゅーとぴあ前の広場では、ダンスの発表会が行われており、賑わいをみせていました。活気溢れる新潟はうれしいですね。

 新交響楽団はアマチュア・オケでは日本でもトップクラスと言われるオケですから、一度聴いてみたいと思っていました。創設に芥川也寸志が関わり、名誉指揮者に山田一雄の名前があります。定期演奏会を年に4回も開催し、これまで演奏した曲目や、本日の演目を見ても、ただのアマ・オケじゃないことが分かります。芥川や黛など、なかなか聴く機会のない曲がプログラムにあり、これが大きな魅力でした。

 拍手の中楽員が入場。全員揃うまで起立して待っているというのは新潟ではスタンダードですが、やっぱり気持ち良いですね。指揮の小松さんが登場していよいよ開演です。
 最初は芥川の「交響管絃楽のための音楽」です。作曲家としての芥川は有名ですが、その作品を新潟で聴く機会はありません。2楽章からなる大変美しい曲であり、うっとりと聴き惚れました。新交響楽団の演奏も素晴らしく、その実力が伺えました。
 2曲目は黛の「舞楽」です。2部構成のかなり大がかりな曲です。第1部は、笙の音のような弦の音色で魅了しました。雅楽の世界がオーケストラで表現されていました。第2部はダイナミックな曲で、ストラヴィンスキーの春の祭典を彷彿させる部分もあり、聴き応え十分でした。

 2曲とも素晴らしい曲あり、演奏であり、これだけでも聴きに来た甲斐があったと感じました。こんな素晴らしい曲を聴くことがなかったことが残念でなりません。芥川も黛も、存命の頃はテレビでお馴染みであり、放送でその曲の一端を聴く機会もありましたが、最近は耳にすることがないように思います。ましてや新潟で生演奏を聴くことなどありません。日本の作品をもっと聴く機会があると良いのですけれど・・。
 
 後半はショスタコーヴィチです。前半は初めて聴く曲でしたから、演奏の良否を論じる以上に曲の楽しみを感じていましたが、後半は聴き慣れた曲ですから、一部で演奏の粗を感じないではありませんでした。しかし、高水準の演奏に違いなく、小松の指揮の下、大きな感動を呼びました。音量があってもうるさくならず、きれいなサウンドでした。金管の力強さ、低弦の迫力には息を呑みました。

 アンコールに芥川の作品が演奏されましたが、これがまた美しい曲でした。こんなに良い曲が演奏されずに埋もれていることが残念でなりません。この曲は名前だけは知っていました。今日は第2楽章だけの演奏でしたが、第1楽章が第20回東響新潟定期で演奏されています。そのときも曲に感銘を受け、全曲を聴きたいという感想を書いていましたが、6年半経って、ようやく第2楽章を聴くことができました。全曲聴けるのはいつのことやら・・・。
 (と嘆いていましたら、12月の新潟大学管弦楽団の定期演奏会で、曲は違いますが芥川の作品「交響三章」が取り上げられることが判明しました。これは楽しみです。)

 このオケがアマチュアということが信じられません。プロオケと紹介されても、そうかなと思うかも知れません。新潟のような地方公演では雑に演奏する某有名オケより聴き映えがありましたし、外れの時の東響定期より感動的だったかも知れません。
 そして、最後にさらに驚きがありました。退場するときコンマスだけがお辞儀するのが普通ですが、全員が揃ってお辞儀したのは感動的でした。さすが、一流のアマ・オケは違いますねえ・・・。

 演奏も選曲も素晴らしいコンサートでした。またの来演を楽しみにしています。今日は他にも聴きたかったコンサートが重なっていたのですが、このコンサートを聴いて良かったと感じながら家路につきました。

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