月岡温泉独り占め 閉館間際の「ほうづきの里」

 10月も半ばが過ぎ、朝の最低気温は10℃を下回り、肌寒さを感じるようになりました。気温の変化に体も付いていけず、体調管理にも苦労します。冷えた体、冷えた心を温めるには、やっぱり温泉ですよね。
 ということで、先日仕事帰りに月岡温泉に行ってきました。先週は「美人の泉」でしたので、今週は「ほうづきの里」です。前回行ったのは7月でしたので、3ヵ月ぶりになります。

 大急ぎで仕事を終えて、6時20分頃に到着しました。日が短くなり、もう真っ暗です。

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 月岡温泉街(新湯)の最奥、「ひさご荘」や「摩周」の前を過ぎて、車のすれ違いも困難な小さな橋を渡って、左折して細道を進んだ先に「ほうづきの里」があります。「カリオンパーク」側から川沿いを進んでも行けますが、いずれも初めての人にはわかりにくいかもしれませんね。

 玄関を入り、右側の鍵なし下足棚に靴を入れ、左手の受付で体温チェックを受け、料金を払います。

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 入館料は、大人620円、子供310円、タオルなしで、新発田市の60歳以上は460円です。夕方16時以降は夜間割引きで460円になります。「美人の泉」は終日550円ですので、夜間に限ればこちらが安くなります。
 営業時間は9時30分から19時までですが、最終受付は18時30分ですのでご注意ください。
 定休日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。「美人の泉」の定休日は火曜日ですので重なりません。

 早速1階奥の浴室に急ぎます。手前が女湯、奥が男湯です。

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 脱衣場に入りますと誰もいませんでした。

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 鍵付き脱衣ロッカーや脱衣籠がありますので、好きな場所を選びます。洗面台にはドライヤーがあります。

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 戸を2つ開けて浴室に入りますと先客が2人おられましたが、すぐに帰られましたので、以後完全なる独り占めの入浴を楽しみました。

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 浴室内には硫化水素臭が満ちていて、温泉気分を盛り上げます。なお、硫化水素は有毒ですので、常に窓が開けられていて換気されています。

 浴槽は2つあり、手前に岩造りの小浴槽があり、ここは掛け流しです。

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 奥に長方形の大浴槽がありますが、こちらは循環式です。

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 洗い場は5ヶ所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

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 まずは大浴槽を楽しみます。

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 淡緑色透明の湯が満ちていて、湯温は私の体感で40~41℃程度でぬるめです。湯口から注がれた湯は循環されており、オーバーフローはありません。

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 湯口付近はアワアワで気持ち良く、ボーっとしながら温まりました。

 そして、小浴槽に移動。

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 淡緑色透明な湯が満ち、湯温は私の体感で42℃程度の適温です。湯口から注がれた源泉は浴槽縁からオーバーフローされて、掛け流されています。

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 浴槽の大きさに比して、注湯量は十分にあり、湯の鮮度は高く、大浴槽との違いはすぐに感じられます。

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 源泉名は、月岡5号井、月岡6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。月岡5号井/月岡6号井それぞれ、源泉温度 50.4℃/49.5℃、使用位置42.0℃。湧出量 440/141L/分、PH 8.0/7.6。

 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年7月24日分析)は、月岡5号井/月岡6号井それぞれ、Li 0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4 6.7/6.9、Mg 22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F 2.7/2.7、Cl 1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3 41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸 40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kgです。

 加水は行わず24時間月岡源泉を供給、入浴に適した温度に保つため加温、掛け流し(年間を通じ約20L/分)、月岡源泉固有事情の中間浮遊物除去のため濾過設備を稼働、入浴剤の使用なし、清掃時衛生管理のため次亜塩素酸ソーダを使用、毎月の清掃や浴槽の換水、衛生検査の実施については県条例を順守と掲示がありました。

 実際の湯は、淡緑色透明で、硫化水素臭が漂い、ツルスベ感があって浴感は良好です。自己責任でなめれば苦くてまずい、まさに月岡の湯です。このところ湯色が薄く、エメラルドグーンとはいえず、視覚的なインパクトは乏しいですが、鮮度には問題ありません。


 さて、月岡温泉を気軽に楽しむには、旅館の立ち寄り湯もありますが、仕事帰りの夜間の利用は困難です。従いまして、選択肢としましては「美人の泉」と「ほうづきの里」ということになりますが、一般的には「美人の泉」でしょう。

 「ほうづきの里」は、合併前の豊浦町が建設した福祉施設であり、名前の由来は「豊浦町」の「豊」と「月岡温泉」の「月」からきています。
 新発田市に合併した後の正式名は「新発田市豊浦福祉センター ほうづきの里」といいます。新発田市社会福祉協議会が管理運営し、「豊浦デイサービスセンター」が併設されています。
 あくまで公共福祉施設ですので、食堂等の設備はありません。以前は食堂や売店設備があった時代もありましたが、現在は自販機しかありません。かつて2階に展望浴室があったのですが、なくなって久しく、ご存知の方は少ないでしょうね。

 休憩所としましては、2階に大広間があり無料で休憩できますし、有料の個室や団体用の中広間もあります。10人以上の団体は送迎バスの運行があり、20人以上は入館料の団体割引もあります。

 新発田市の高齢者の向けの福祉施設と割り切るべきでしょうが、入浴に限れば特に不満はありません。老朽化していた浴室も2017年8月にリニューアルされてきれいになりました。
 営業時間は19時までと短いのが難点ですが、18時30分の最終受付前に入館しますと、閉館まで貸切入浴が楽しめます。混み合う「美人の泉」よりはゆったりできますが、時間が限られるのが残念です。

 今回も私が最後の客であり、職員の皆さんは、私が帰るのを待っているようで、掃除を始めたりして無言のプレッシャーを感じてしまいます。

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 閉館時間まで5分ほどありましたので、浴室前のロビーでクールダウンと思いましたが、職員の方が閉館準備をされておられましたので、空気を読んで退館しました。

 月岡温泉を独り占め。それも掛け流し。閉館間際のあわただしさはありましたが、ぜいたくなひと時でした。

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